Now Do株式会社様・株式会社運動通信社様のプレミアム音声サービス「NowVoice」における導入事例 | クラウドの活用とシステム開発・Web開発ならアイレット株式会社（iret）

プレミアム音声サービス「NowVoice」におけるクラウド環境の構築

Now Do株式会社様と株式会社運動通信社様は、日本を代表するトップアスリート16名と共に、プレミアム音声サービス「NowVoice」（https://voice.nowdo.net）を共同でリリースされました。「NowVoice」は、世の中に強い影響力を持つ、アスリートをはじめとした各界のトップランナーの音声が、月額980円（税込）で聴き放題となる定額制のプレミアム音声サービスです。日々チャレンジを続けるトップランナーたちの本音の「声」を直接ユーザーに届けることで、人生をより楽しく、元気に、幸せにする「きっかけ」の創出を目指し、アスリートのみならず、タレント・ミュージシャン・経営者・文化人など、様々なジャンルの方々がラインナップされています。日々チャレンジを続けるトップランナーたちの本音の「声」を直接ユーザーに届けることで、人生をより楽しく、元気に、幸せにする「きっかけ」の創出を目指しています。トップランナーは、2021年10月時点で約120名の方に参画いただいており、アスリートのみならず、タレント・ミュージシャン・経営者・文化人など、様々なジャンルの方々がラインナップされています。

今回、同サービスのインフラ環境およびアプリケーションデプロイ環境の構築、さらにはログ分析基盤への転送処理の実装をアイレットが担当しました。

「NowVoice」の環境構築において、インフラのリソースを柔軟に拡張・縮小することによるランニングコストの削減、音声・画像データ配信の効率化、アプリケーションデプロイ作業の省力化、さらに、アクセスログを集約しユーザー動向を解析したいといったご要望もありました。そこでアイレットは、インフラ環境においてアクセス負荷に応じて自動的にAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)のインスタンス数を増減できるAWS Auto Scalingを採用し、容量の大きいデータについてはAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットを利用、また、配信においてはAmazon CloudFrontを活用した環境をご提案しました。この環境の構築において、クラウド上のリソースを定義ファイルの形に生成し、操作可能とするTerraformを用いたことで、納期の短縮を実現した上、煩雑な運用を避けることができました。

アプリケーションデプロイ環境においては、GithubとAWS CodePipelineを連携し、AWS CodeBuildを介してAWS CodeDeployを用いてのデプロイを可能とする構成としました。また、AMI作成や検証にて、VagrantやPackerを活用し、これらのプラグインを作成することにより、作業の効率化を図りました。

アクセスログの集約においては、BigQueryを活用し、転送はAWS Fargate上でEmbulkを利用することで自動的に生成できる環境を整備しました。これにより、ログ転送については、ほとんど人手をかける必要のない運用環境を実現しました。

運用コスト面においては、CI/CD（継続的インテグレーションと継続的デリバリーまたは継続的デプロイ）の導入により大幅な削減を実現しました。また、上述したAWS Auto Scalingを採用したことで、アクセス負荷に応じたスケーリングによる費用の最適化にも成功しました。

今回、アイレットの高い技術力を駆使し、本サービスの環境構築をスムーズにご支援させていただくことができました。昨今、音声SNSに多くの注目が集まり、「NowVoice」についてもコンテンツ引用やサービス紹介という形でメディアに取り上げられている中、その先駆的な本サービスに携われたことに大きな喜びを感じております。

アイレットは今後も、高い技術力や豊富なノウハウを存分に活かし、お客様のイノベーションや新規事業創出をご支援してまいります。