アイレット、Sysdig Secure を活用しセキュリティレベルを向上

■Sysdig Secure 導入の背景

アイレットはクラウドの構築から監視・運用までのフルマネージドサービス「cloudpack」において、2,500を超えるお客様、年間4,300を超えるプロジェクト数（2023年10月時点）の導入実績があります。これまでクレジットカード業界の情報セキュリティの国際基準である PCI DSS をはじめとする第三者機関による国内外のセキュリティ認証の維持を行なってきましたが、クラウド上に構築した環境の設定が規格に準拠しているのかを手動で確認していたり、判断基準に一部不明瞭なところがあったりすることで運用効率が低下していました。そのため、運用効率の改善とさらなるセキュリティの向上を課題に掲げていました。

Sysdig が提供する Sysdig Secure の CSPM^(※2）（Cloud Security Posture Management：クラウドセキュリティ態勢管理）機能は、PCI DSS に対応していることに加え、ニアリアルタイムでのコンプライアンス違反の検知や、脆弱性に対する具体的な解消方法のレコメンド、修正予定までのアラートのミュートなど機能が充実しています。これらの機能を活用することでアイレットの課題解決に繋がると判断し、Sysdig を導入するに至りました。

Sysdig Secure を導入した結果、PCI DSS の準拠状況を迅速かつ正確に確認できるようになり、監査対応の負担が大幅に軽減されると共に、新たな脆弱性の発見と対応を効率化することができました。

■Sysdig Japan合同会社 代表執行役員社長 戸田 麻弥氏のコメント

クラウド環境が PCI DSS などのコンプライアンス要件に適合しているかどうかを、限られた人員とリソースで確認することは、多大な時間と労力を必要とします。この度、アイレット様には、Sysdig Secure の強力なセキュリティ管理機能と自動化されたコンプライアンスチェック機能を活用することで、運用工数を大幅に削減した事例をご紹介いただけたことを、心より嬉しく思います。アイレット様との継続的なパートナーシップを通じて、より多くの企業様に Sysdig Secure および Sysdig の運用サービスをご導入いただき、クラウドネイティブなセキュリティ対策の強化を実現していただけることを期待しております。

■アイレット株式会社 情報セキュリティ管理責任者 廣山 豊のコメント

Sysdig は PCI DSS に準拠するクラウド環境の設定を要件と照らし合わせて可視化できるため、監査対応の負担が大幅に軽減され、安心して監査に挑むことができました。また、要件の変更対応や、システム変更による準拠違反への迅速な対応も実現しました。

Sysdig Secure は、複数のクラウド環境を、コンプライアンスやスコープごとに横断的に管理できます。今回の PCI DSS 準拠 への活用を皮切りに、他の認定への拡充など、アイレット全体のサービスレベルの向上、セキュリティの確保、コンプライアンスの強化を促進してまいります。

■アイレットが提供する「Sysdig 運用サービス」について

アイレットは Sysdig Secure を活用し、PCI DSS への対応とそれによるコンプライアンスの強化を実現した実績を活かし、お客様のクラウド環境におけるセキュリティ課題の解決をサポートする「Sysdig 運用サービス」を提供しています。

本サービスでは、Sysdig の各種ライセンスに運⽤保守を付帯したサービスで、Sysdig ライセンスの月次費用を20%割引するだけでなく、24時間365日の有人監視、インシデント発生時の一次対応、定期的なセキュリティレポートを作成するなど、包括的な運用保守サービスを低価格で提供します。本サービスを利用することで、お客様はクラウドセキュリティの運⽤効率化を低コストかつスピーディに実現可能です。

Sysdig 運用サービス：https://cloudpack.jp/service/cloud-service/sysdig-maintenance.html