『おしゃべり らいよんチャン』は、LINEユーザー向けに提供されているチャットボット機能を活用し、MBS毎日放送の番組宣伝キャラクターとして人気のある『らいよんチャン』とコミュニケーションを図りながら、さまざまな情報発信を可能にするシステムです。
導入技術
『おしゃべり らいよんチャン』がユーザーに向けて返信するメッセージ(テキストデータ)は、AWS Batchを活用して対象となるWebサイトをクローリングおよびスクレイピングして得た情報をJSON形式に加工したものと、らいよんチャンの『言葉』を管理するために使用しているサイボウズ社のkintone上で作成した会話および画像などをS3に保管しています。
ユーザーの言葉を受信したBOTの動作は、Microsoft社のLUIS(Language Understanding Intelligent Service)で言語解析し、結果に紐付いた返信ワードをS3からユーザーに返信します。なお、一度解析したワードは、BOT内のキャッシュに保管してLUISへのアクセス頻度を調整したり、解読しにくいものや禁止ワードなどがある場合は既読スルーにしたり、らいよんチャンがボケるなどキャラクター特有の個性をロジックとして組み込んでいます。
また、2017年6月に東京リージョンでサービス開始となったばかりのAmazon Athenaを利用して、S3上にユーザーの言葉を解析したDBを用意しており、OKやNGが多い言葉を確認できるようにデータとして提供しています。分析でNG判定になった言葉も、対応すべきものであった場合には、あらためてkintone上で登録するなどして、可能な限りBOTが返答できるような仕組みを開発いたしました。
サーバーレス・アーキテクチャで構築した『おしゃべり らいよんチャン』のインフラ構成図は、cloudpack公式サイト 事例ページにてご確認ください。
Credit
クライアント株式会社 毎日放送