お客様の課題
- オフィシャルショップにおける来店・再来店促進に加え、個別最適化された情報配信やデータ活用を目的としたスマートフォンアプリの開発を目指していた。
対応と結果
- アイレットがアプリ開発を担当。CI/CD と Expo の導入でスムーズな開発とコスト効率化を実現!
2022年12月6日、株式会社バンダイナムコエンターテインメント様(以下、バンダイナムコエンターテインメント様)は、オフィシャルショップアプリ「バンダイナムコ Fan Fun Spot」をリリースしました。本アプリの開発をアイレットが担当いたしました。
デジタル領域とフィジカル領域をつなぐ、リアル店舗のオフィシャルショップアプリを開発
株式会社バンダイナムコアミューズメント様が展開する「バンダイナムコ Cross Store」は、バンダイナムコグループ各社のキャラクター、商品、イベント、飲食などのコンテンツを体験できるリテール施設です。同社はリアル店舗へのさらなる来店・再来店促進はもちろんのこと、個別最適化された情報配信やデータ活用を目指していました。
そこで、バンダイナムコエンターテインメント様はデジタル領域とフィジカル領域をつなぎ、IP ファンに向けて新たな価値を提供するオフィシャルショップアプリの開発に着手。本プロジェクトの開発をアイレットにご依頼いただきました。
このアプリで想定した機能は主に3つ。バンダイナムコ Cross Store 店頭で使える「ポイントカード機能」、イベントや商品、店舗に関する「情報掲載」、そして対象キャンペーンや対象アイテム・サービスでもらえる2次元コードを読み込むことで商品が当たる懸賞に応募できる「ダブルチャンス抽選」です。
React Native × Expo の組み合わせにより、クロスプラットフォーム開発を効率化!
本プロジェクトでは、オープンソース フレームワークの AWS Amplify を使用し、サーバーレス・アプリケーションでインフラを構築しています。また、リリース後の運用を考慮し、コードを変更した際のテストやデリバリー、デプロイを自動化する CI/CD の導入もご提案させていただきました。ただし、AWS CodeCommit にリポジトリを設定すると、AWS Amplify のフレームワークでは開発環境から本番環境に切り替わる際に CI/CD がうまく作動しません。そこで、AWS CodeCommit をクロスアカウントでレプリケーションし、開発環境のプロダクションブランチを AWS Fargate でクローンした上で、本番環境の AWS CodeCommit にプッシュすることで CI/CD を実現しています。
また、今回は iOS/Android のクロスプラットフォーム開発を効率的に実行する React Native を活用しています。クロスプラットフォーム開発には Java/Kotlin などのネイティブコードを使う必要がありますが、オープンソース フレームワークの Expo を活用することにより、JavaScript でコードを書くだけでクロスプラットフォーム開発が可能になります。結果的に開発スピードを高め、コスト効率化にも寄与しています。
本アプリのリリース後、監視・保守運用サービスを通じて引き続き支援させていただいております。今後もお客様に寄り添い、ビジネスのさらなる成長に貢献すべく、真摯に取り組んでまいります。
(使用プロダクト)
- AWS Amplify
- AWS AppSync
- Amazon API Gateway
- AWS Lambda
- Amazon DynamoDB
- Amazon S3
- AWS Backup
- Amazon EventBridge
- Amazon ECR
- Amazon ECS
- AWS Fargate
- Amazon VPC
- Amazon SNS
- Amazon CloudWatch
- AWS CloudTrail
- AWS KMS
- AWS CDK
- AWS CodeCommit
- React Native
- TypeScript
- Expo
- Sentry
Credit
クライアント株式会社バンダイナムコエンターテインメント