お客様の課題
- 新規スマートフォンアプリのサービスインに向けて早急に開発を進める必要があるため、インフラ開発、アプリ開発および運用保守をスピーディに対応できるパートナーを探していた。
対応と結果
- アイレットがインフラ開発、アプリ開発、運用保守を担当。自社開発のテンプレートを使用してサーバーレスアプリケーションを実装し、効率的なプロジェクト進行を実現。
auフィナンシャルサービス株式会社様(以下、auフィナンシャルサービス様)は2023年3月、au PAY カードをお持ちのお客様向けスマートフォンアプリ「au PAY カードアプリ」の提供を開始しました。本アプリの開発と運用保守をアイレットが担当させていただきました。
au PAY カードの利便性を高めるスマホアプリ開発を、インフラ・アプリ開発から運用保守までサポート
auフィナンシャルサービス様は、au の通信サービスに限らず UQ mobile や au PAY などを利用している幅広いお客様向けに「au PAY カード」を発行しており、会員数は2023年10月に900万人を突破しています。
同社は、au PAY カードをご利用のお客様にさらなる利便性や快適なサービスを提供すべく、新規スマートフォンアプリの開発に着手。サービスインの日程が確定しているため、早急に開発を進める必要がありました。そのような中で、本プロジェクトのインフラバックエンド開発、フロントアプリケーション開発、リリース後の運用保守をアイレットにご依頼いただきました。
自社開発テンプレートや、CI/CD 化ツールの導入により、作業効率を高めることで開発スピードを大幅に向上
今回、インフラバックエンドの開発にはアイレットのアジャイル事業部で開発したサーバーレスアプリケーションのテンプレート「CCA テンプレート」を使用しました。バリデーションやデータベース接続がフレームワークによって共通化されているため、開発スピードが大幅に向上できる点が大きな活用メリットとなっています。
フロントアプリケーション開発については、モバイルアプリ開発で CI/CD を行なうための環境を提供する Bitrise を使用することで各種タスクを自動化し、開発スピードを高めることができました。また、iOS 開発では複数人で作業する際にファイルのコンフリクトが発生するため、その都度コンフリクトを直す手間が発生しますが、今回は XcodeGen の導入により各作業者の環境で設定ファイルを自動生成できるようになり、コンフリクトが解消された結果、作業効率の向上につながりました。なお、ログイン機能は au ID を利用したログインのほか、スマートフォンの生体認証を利用したログイン機能も実装しています。
迅速かつ効率的なアプローチによってスムーズに開発を進めていき、2023年3月に「au PAY カードアプリ」がリリースされました。ストアのレビュー評価は App Store が4.3、Google Play Store が4.3と非常に好評をいただいております(2023年10月時点)。リリース後も運用保守を担当させていただき、サービスの安定的な供給をサポートしております。
KDDI グループは、生活の中心となったスマートフォンを通じてお客様の日常生活における決済・ 金融サービスをより身近にする「スマートマネー構想」を推進しています。アイレットも KDDI グループの一員として、今後も新しい体験価値の創造に取り組んでまいります。
(使用プロダクト)
- Amazon API Gateway
- AWS Certificate Manager
- AWS Cloud Developers Kit
- AWS CloudFormation
- Amazon CloudFront
- Amazon CloudWatch
- Amazon Cognito
- Amazon DynamoDB
- AWS Lambda
- AWS Shield
- Amazon S3
- Amazon SNS
- Amazon VPC
- AWS WAF
Credit
クライアントauフィナンシャルサービス株式会社